粗さだけでは足りない

Ra値が同じでも、加工目の方向、深い傷、うねり、気孔で漏れ方は変わります。シールを横切る連続した旋削目や傷は、流体の通路になり得ます。

静的シール

静的用途ではOリングが表面の微小凹凸へなじみますが、低圧ガス、真空、低粘度流体では仕上げへの要求が高くなります。溝底、側面、相手面を別々に指定してください。

動的シール

粗すぎる面は摩耗を増やし、滑らかすぎる鏡面は潤滑膜を保持しにくい場合があります。材質、速度、ストローク、潤滑、圧力に合う表面性状を選びます。

図面と検査

必要に応じてRaだけでなくRz、加工方法、加工目方向、傷・気孔の許容を指定します。実部品では入口面取りとバリも確認し、計算上合格したOリングを組付けで傷めない設計にします。